2010年03月30日

アトピー性皮膚炎の治療にホメオパシー

ホメオパシーを始めてから始めに戸惑ったのが、そのレメディ(医療で言うとクスリ)の名前です。

とにかく、始めて聞く名前ばかりなのです。

クスリなら、名前を聞くとだいたい「抗生物質かな?」とか、「降圧剤かな?」などと予想がつくものもあるのですが、ホメオパシーは予想がつきませんし、第一、効果も予想がつきません。

どういうことかといいますと、抗生物質なら風邪のときに飲むとか、降圧剤なら血圧を下げる、など使い道は決まっています。
でも、ホメオパシーのレメディは、クスリとは全くアプローチの仕方が違うし、用途も色々です。
例えば、基本キットの一番最初にある「アコナイト」というレメディ。
これは、風邪の引き始めにのむとスッと治ったり、なんでも始めに飲むとその症状がラクに治まることがあるのですが、アコナイトが一番特徴的なのは「恐怖を感じた時に飲むレメディ」なんです。
恐怖を感じると人間の細胞もキューッとちじむそうです。すると血流が行かなくなるし、治りにくくなるんですね。
その細胞の緊張を解きほぐしてやると、治りが早くなる、ということのようです(と、私は解釈しております)。

わかりやすい例が、先日の私の息子。
指にとげが刺さってずっと痛かったようですが、ガマンしていました。でも私が気づき「抜かなくちゃ!」と、指を持った途端、怖がって泣き出しました。「痛いからやめて!触らないで!」と、全身に力が入り泣き喚いて大騒ぎです。
私が針を持ち出すとさらに泣き叫びます!
ここで羽交締め?にするのも手ですが、それでは双方疲れ果ててしまいます。

そんなときのホメオパシー。

恐怖のレメディ「アコナイト」と、強力に異物を押し出す「シリカ」というレメディを飲ませました。
息子はまだ泣いていましたが、先ほどよりは抵抗が減り、すっととげが出てきました。

そりゃ飲ませなくてもとげくらい抜けるんじゃないの?と思ったあなた。

もちろんそうかもしれないんですけど、レメディ飲むとちょっと違うんです。
後の反応も違ったりします。
何と言ったらいいか、「あとをひかない」といいますか・・・
出し切る、というのがぴったり来るかもしれません。
それこそがホメオパシーの特徴なのですが。

アトピーに対しては、始めからホメオパスさんにかかってレメディを選択してもらっています。
セルフケアとは、深さが全く違います。
息子の場合、ホメオパスさんにかかると、必ず好転反応で高熱が出ます(高熱を出せるのは体力のある証拠です)。熱の後は皮膚症状がひどくなることが多かったです。

でも、熱をレメディだけで乗り切ると、その度に皮膚症状は軽くなって行ったのです。
生後5ヶ月ごろ、いきなり両頬が真っ赤くなり、黄色っぽい浸出液が出続け、いくらステロイドを塗っても治らなかったのに、約1年後にはつるっつるのほっぺになっていたんです!!!

現在は皮膚症状はほとんどありませんがホメオパスさんのレメディを飲んだ後はまだ全身に湿疹がでます。ということは、まだまだ体内に出したいものがあるということです。
4才7ヶ月の子が、4年かかってもまだ解毒しているのですから、私を含め、今の大人の体はどうなっちゃっているんだろう??病気にならないワケがない。

アトピーって、原因がすごく複雑みたいです。
母体に溜まっていた毒(それまで食べてきた添加物やしらぬまに体内に入っていた不要なもの)、遺伝的な原因、先祖代々から受け継ぐ霊的原因、なんていうのも立派な原因になっているみたいです。

ホメオパシーは、肉体・感情面などの精神面・魂と、人間を構成する3つの要素をすべて見ます。

肉体の、しかも咳や湿疹などの特定の症状しか見ていない今の医療のやり方が最も進んでいると思ってきていた私にはまさに「目からウロコ」な状態でした。

でも、今ではそのホメオパシーのやり方こそが最も自然であると思います。
ホメオパシーに出会えて、セルフケアを実践し続けられていることに、感謝しています。(つづく)
  


Posted by ピュアライト at 21:29Comments(1)ホメオパシー