2009年10月27日

白アリの館

私が昔住んでいた部屋に、友人がつけた名前です。
そう、私は以前白アリの館に住んでいました。いわゆる’霊感’はない私ですが、
ここでは白アリだけでなくはっきりとそう言う存在を感じることがありました。

看護婦となって病院勤務になると、一人暮らしをしたくなりました。
当時は仕事だけでなく恋愛関係でも「修羅場」真っ只中でした。
自分のエネルギーレベルが低下している時って、本当に何もかもがうまく回りません。
本人は良かれと思ってやっていることでも、やること全てが悪いほうへ悪いほうへ向かっていました。
その中での引越しは、悪いことの極めつけ!・・・みたいな感じでしたね。

不動産屋で見つけたのは
「メゾネットタイプ 2F洋間8畳・1F和室6畳 バス・トイレ別 キッチンあり 市内○番町(静岡市内では街中です)家賃43000円」
どうですか?格安で掘り出し物件でしょ?!職場へも自転車で10分位のところです。
しかもそこは同じ家が10軒ほど並んでいる長屋のようなつくりで、部屋といっても一軒借りることになるので、
小さな家を持ったような気分になれました。ただ、築50年くらいでかなり古かったんですけど、内装はきれいでしたし、
「何でもいいから一人暮らししたい」と思っていたので、見てすぐに決め、引っ越したのでした。

さあ、それからこの家で何が起きたか・・・

まず、改装などは済んでいるはずでしたが、配管系のトラブルが多かったです。
水は止めてあるのに、どこからか水漏れの音がする。
不動産屋に連絡すると、やはり床下で水漏れがあるとのことで、工事が2度ほど入りました。
(配管のトラブルが多いことって、よろしくない霊の仕業だという説もありますね)
住んでみてわかったのですが、昼間でも1Fは真っ暗で電気なしでは過ごせないほどです。
2Fは広くて日の光も入って明るいのですが・・・なんとなく落ち着かないんです。
なんか気持ち悪いな、と心のどこかで感じていたんだとは思いますが、
当時の私ですから「こんなに明るいんだから、気持ち悪いはずがない」と、頭で考えて納得していました。
机や本を広げても余裕のある広さです。勉強も楽にできるな、と思っていましたが、
実際は2Fで机に向かうことはほとんどありませんでした。なんで勉強しないんだろう、私?・・・
とにかく2Fにはいたくない感じがずっとしていました。

最初のうちは2Fのほうが広いので2Fに布団を敷いて寝ていましたが、ある夜震度3くらい?と思えるような地震がありました。
揺れはすぐに収まりましたが、地震はとっても苦手な私。
翌朝職場に行って、「昨夜の地震、怖かったですね!」とみんなに言ったのですが、
皆びっくりして「地震?あったの?」という返事です。
揺れてすぐにTVで確認はしなかったので、ニュースにもならないほどの地震だったのかどうかも今となってはわかりません。
だけど、あの揺れ方なら市内の人は感じているはず・・・もしかしたら「ポルターガイスト」のようなものだったのか?
なんだか気持ち悪いということがはっきりしたため、次の日から1Fで寝ることにしました。
(後にその話を知人にしたところ、1Fはいいけど2Fは変なものがいる、とのことで、その知人は2Fの変なものを連れていってくれました)

事の順番は覚えていませんが、こんなこともありました。
ある日、家の電話が鳴りました。
着信の番号が友人の携帯番号だったので電話に出ると、むこうは何も話しません。
しばらくの無言の後、ふっとため息みたいな声を出して切れてしまいました。
おかしいな、と思い、すぐに携帯電話にかけなおすと、
今度は電話に出たので「今、家に電話かけた?」と聞くと「かけていない」というのです。
しかも、私の携帯番号は登録してあるけど、家の番号は登録していないから、
もしかけるなら自分で番号を打たなくてはならない、との事でした。
本人がかけていない、というのだからかけていないんでしょうが、じゃああの電話は一体誰から・・・?

そう、白アリの話ですね。
ある夜お風呂に入ろうと湯船にお湯を張り、時間があるので台所で片付けを始めました。
台所の後ろがお風呂場なので、お風呂場に背を向けて10分くらい経ち、ふと床を見ると、1cm位の大きな黒い羽アリがいました。
やだな、どこから入ったんだろう?と思い、ぱっとお風呂場を見ると・・・
あぁぁぁぁ!!そこはもう別世界ぃぃぃ~~~!!!
風呂場の壁は本来真っ白なんですが、今は真っっ黒になっているんです!!!
なんだ?何が起きたんだ?・・よーく目を凝らしてみると、ナ・ナ・ナント!風呂場一面が「黒くて大きい羽アリ」
つまり、白アリの成虫で埋め尽くされていたんです!!!!!ギャーーーーーーーー!!
たった10分の間に・・・そのときの私の気持ちはご想像にお任せします・・・
とにかく、シャワーを引っつかんで水をかけまくり、殺虫剤をかけまくり、羽アリほとんどを流すことができました。
が!しばらくは台所などに羽アリの残骸があり、そのつど悲鳴を上げながら掃除機をかけまくる日々が続きました。
しかも、白アリの成虫は羽がすぐに落ちるんですよ。よっく見ると羽が1枚落ちてたりして、そのつど悲鳴!掃除!
あ~もう2度とあんな目には会いたくないです・・・
ちなみに、白アリの成虫は殺虫剤などをかけて殺さないほうがいいそうです。
一番いいのは「巣の中の羽アリを全部外へ出す」ことだそうで・・・
つまり、黙って見ているのが一番だと。殺虫剤や水をかけて殺しても、
巣の中から出てくる羽アリは結局全部外へ出ようとするので、生き残ったヤツが後日出てくるそうです。
出てくるのは年に1回のことだそうなので、1度で済まそうと思ったら放っておくのが一番だと。
でもねえ、あんな光景目にしたら放っておくなんてできませーん。
今は家を建てるときに地面に消毒するそうですが、あの建物は古かったので、
建築当時はそう言うことをしていなかったんでしょうね。
不動産屋から派遣されてきた、その白アリ駆除のおじさん。
白アリについてのこれらの講義をひとしきり終えた後
「懐かしいね、この家。僕が子供のときからあってね、昔はお店が並んでいたんだよ。古いからねえ、白アリがいても仕方ないよ」
・・・そ、そ、そうですよねぇ(^_^;)

ダメ押しでもう一つ。
ある日、隣に回覧板をまわしに行くと
「来年の3月から、お宅が町内会の組長の番なんです。多分やってもらうことになります」
といわれました。
え、えっ?!本気ですか?!だって私、一人暮らしだし、ほとんど家にいないのに・・・貴重な休みに町内会の用事なんてやるの?!

ハイアーセルフはすごい。さすがに私の苦手なものを良くぞここまで集めてくれました。
地震(霊の仕業?)、虫、町内会とくれば、もうこんなところにはいられない!よーくわかった!引っ越しましょう!!
しかも、修羅場だった恋愛関係も、私が身を引くことで全て丸く収まる事になりそうです。
小学校からの友達で、高卒以来いつもつるんでいた親友もイギリスに移住することが決まり、引越しの準備で大忙しです。
催眠療法の存在も知り、受けることにしました。
なんとなく自分の周りで色々動き始めているのがわかりました。

新たに部屋探しを始めてまもなく、「新築でいいのがあるよ!」との不動産屋さんの声にひかれ、行って見て即断即決!
今度の即決は前回とは違います。これだ!と言う確信がありました。
町からは離れますが、2Fの角部屋で一日中太陽の光があたります。
窓からは山も見え、とてもいいエネルギーに満ちていました。
実際に引越して見て、前の部屋と大きく違ったのは、友人がとても大勢、頻繁に出入りするようになった事、
しかもみんな「居心地がいい」といって、夜遅くまで入り浸っていました。
(入居前に白アリはいないでしょうね、って聞きましたよ。はぁ?って顔されましたけど。町内会も回覧板だけでOKでした!)
リーディングのセッションで来るお客さんたちも、気持ちよい部屋だと言ってくださる方が多かったです。

前の部屋は、友人はほとんど来ませんでした。何より私が体力なくて、家では寝てばかりいました。
自分のエネルギーの悪さもさることながら、部屋のエネルギーの悪さもまともに受けていたんでしょうね。
新しい部屋では自分の状態が良くなったので、私からもみんなに声をかけていました。

その引っ越しの前後で、とても大きな出来事が重なりました。
引越しの2日前に、かねてから修羅場だった人から本当に「お別れ」を告げられました。
これで修羅場の恋愛関係は全てゼロになりました。
その2日後の午前中、イギリスに移住する友人一家の引越しを手伝い、お別れをしたその足で自分も新居に向かいました。
引越しから2日後、催眠療法のクラスの初日が始まったのでした。

あの白アリ館での経験は2度と繰り返したくありませんが、あの8ヶ月があったからこそ次のすばらしい部屋に出会えたのです。
そして、人生を大きく変えるような出会いが次々起こりました。
当時はわかりませんでしたが、すべてがすごいタイミングで流れていたんですね。
今となってはあの白アリ館はいい笑い話です。   


Posted by ピュアライト at 11:35Comments(0)霊感

2009年10月27日

霊感

透視能力者って霊感があるように思われるかも知れませんが、私には「ない」です。
金縛りにあった事もありません。ユーレイ見たこともないし、TVの恐い番組などは避けてます。
でも、リーディングのクラスに通い始めてから透視や透聴能力が開発されたのは事実です。
今から1年くらい前、不思議な事には慣れてきた頃でしたが、とても印象に残っている出来事があります。
ある晩寝ている時、起きてるのか寝てるのか夢と現実の境目のような感じだったと思うのですが、
突然頭を紙筒のようなもので「ポカッ!」と叩かれた(感じがして)はっと目がさめました。
何事だ?誰だ?と思いましたが誰もいません。こういう時って、不思議と恐くないんですよね。
叩かれた時の音と感覚は残ったまま、眠かったのでそれ以上追求するのが億劫でまた寝てしまいました。

後日、母にその話しをすると始めは「ふーん」なんて聞いてたのですが、
私が帰る間際になって「それはね、エネルギーの(しわ)だよ」と言うのです。
エネルギーの渦がそういう音を立てたのでしょうか。
母になんでそう思ったのかと尋ねても「分かんないけどそう思った」。
母はいわゆる霊感のようなものがあって、昔から正夢を見たり、神社で不思議な体験をしています。
その母が言う事なので「じゃあそうだったのかなー」という感じです。
こういうことって直感や感覚でぱっとわかるものですよね。理屈で考えて原因がわかるものじゃないし・・・
リーダー仲間にも見てもらったところ、大した意味はなさそうでした。
私はてっきり誰かに(ご先祖様か天使か亡くなった知人?)叱られたのかと思ったのですが、そう言うわけではなさそうなのでほっとしました。   


Posted by ピュアライト at 10:58Comments(0)霊感